たくさんの小さな点(人)から発信(発進)する

edit Tango とは

ロゴデザイン©廣瀬啓子 

 この「たんご百科事典」プロジェクトは、丹後地方の一地域の古老の記憶や、図書館の郷土資料室などの限られた場所にしかない情報を収集し、だれもがかんたんに検索して知ることができるオンライン上に公開することで、このままでは忘れ去られてしまうかもしれない地域の価値ある歴史や文化や人々の営みを伝え遺すとともに、そうした地域情報を現代に生きる私達の営みに、だれもが自由に活用できるようにすることをめざすボランティアグループ・edit Tangoの取組です。

 「たくさんの小さな点(人)から発信(発進)する。」

 edit Tangoのロゴデザインには、多くの一般人ボランティアによって進められているこのプロジェクトが、ひとりひとりの知識や視野や力は限られていても、人々がつながり協力しあうことで、この社会の情報を網羅できる可能性を表現しています。

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edit Tango

京丹後市を拠点に活動中。

edit Tango 企画運営メンバー

(イラストレーター:鷲巣弘明 さん)

伊達 深雪(学校図書館司書)

フリーで信頼できる情報の充実と活用が教育環境の格差縮小につながるとの思いから、学校現場での情報リテラリー教育と地域学習にWikipedia活用を推進。そうした現場の取組により第50回学校図書館賞奨励賞ほか受賞多数。個人としてのWikipedia user名は漱石の猫、同業界隈ではRyokutan名義で図書館総合展ウィキペディア展覧会などを主幹。

2023年12月『ウィキペディアでまちおこしー  みんなでつくろう地域の百科事典』を紀伊国屋書店から出版。

小山 元孝 (インタウンアカデミシャン )

地域を通じて宗教史を考える。歴史資料の保存と公開に第一線で挑み続ける研究者。著書に『消えない村-京丹後の離村集落とその後-』『みんなで活かせる!学校資料』等がある。2022年より福知山公立大学・地域経営学部教授。まちあるきガイド、資料アドバイザーとして丹後地方の質の高いWikipedia編集に貢献するほか、ウィキメディアコモンズに地域の「今」を記録する。

廣瀬 啓子(ねこ会議 ほか)

保護猫活動家、プレミアム猫缶の開発者、まちおこし活動家、鍼灸師、イラストレーター、こまねこまつり実行委員会委員長等、メンバー1多彩な人脈とスキルと肩書をもつedit Tangoのオーガナイザー。

「edit Tango」の名付け親。

おもな活動メンバー

芦田 久美子(トラベルコーディネーター)

池田 修造アーティスト)

蒲田 英正(ふとん屋)

かんた(映画館跡地探究者)

坂本 恵理(学校図書館司書)

永見 咲(学校図書館司書)

東村 幸子(アーティスト)

丸田 智代子(ガイド / アーティスト)

遠方からの編集参加やオフラインイベントの開催、資料や情報の収集提供面でのサポートなど、様々な立場の方が、様々なかかわり方で、このプロジェクトに参画されています。

当プロジェクトに興味がある方は、ぜひ、次回のedit Tango オフラインイベントにご参加ください。

edit Tangoのイベントについては、こちら☛イベントのご案内をご覧ください。

未来につながる取組としていくために

edit Tangoは、ひとりでも多くのボランティアが過度な負担なく活動を継続できるよう、必要に応じてウィキメディア財団の随時助成金制度を活用し、「edit Tango活動助成金運用基準(左PDF)」に基づき適切な運用を図っています。

丹後地方でウィキペディア編集に関わる企画案をお持ちの方は、まずは気軽にご相談ください。


      edit Tango の 活動を支えてくださっている方々

地域のみなさん

 その土地の歴史や文化を直接に知る地元の人の知識と経験は、文献資料を読み解く大きなヒントです。地元の方にご案内をいただきながらのまちあるきは、当プロジェクト参加者の大きな楽しみのひとつ。ときには編集会場をご提供いただいたり、貴重な文献や資料を見せていただいたり。また、住んでいる人だから撮れる四季折々の写真も大切な資料です。質の高い地域情報の発信には、地域のみなさまのご協力が欠かせません。

京丹後市立図書館・京都府立図書館等、複数の公共図書館

 百科事典であるウィキペディアには、個人が思ったことや研究したことを、なんでも好きに書いてよいわけではありません。記事の執筆編集には、すでに他の誰かによって研究され、検証された確かな情報(出典資料)が、絶対に必要とされています。

 当プロジェクトのオフラインイベントでは、公共図書館に収集・保存されている大量の資料群を存分に活用できるよう、協力提供いただいています。

Wikipedian(ウィキペディアン)や、Open Street Mapを編集する全国のみなさん

 だれもが自由に編集し一定の条件を守れば活用することができるウィキペディア(百科事典)やオープンストリートマップ(地図)は、世界各地の何万人ものボランティアによって、データバンクとしての安定が図られ、質の向上を目指した編集が重ねられています。そうした人々のおかげで、私達も、これらのコンテンツを安心して活用することができるのです。

いつもありがとうございます。